大型バイク「CRF1100L アフリカツイン(SD10)」であるが、以前取り付けたパニアケース<<https://amukat.net/crf1100l-pania>>があれば収納に困ることは無いが、ちょっとした小物を入れるのにタンクバッグがあると便利だ。
以前はタナックス製の「ラリータンクバッグ」というものを使用していて、容量が大きいのは良かったが、ハンドルを思い切り切った時に干渉してしまうのが欠点だった。
そこで、容量はかなり少なくなってしまうが、見た目も良いホンダ純正オプションのタンクバッグを購入した。
純正タンクバッグの構造はシンプルで、チャックは1か所のみ。そのチャックを開けると、透明になっている上部と物を収納する下部に分かれている。
サイズは思っていたより小さく、上部にはA5版の地図すら入らないため、スマートフォンや小型のナビゲーションを入れて使うのが妥当だが、バッグ内部は高温になりやすいため、夏場はまともに使えないだろう。
付属品(取り付けパーツ)は上の画像にあるものが全てで、固定ベルトとボルト類のみだ。
タンクバッグ自体が防水仕様になっているため、レインカバーは付属していない。
取り付け作業に入る。ホンダ純正品なだけあって、車体側にもボルトの取り外しが必要だ。
車体側は、画像青〇印2か所のボルトを5mmの六角レンチで外す。六角レンチが手元に無い場合は、リアシート裏に収納されている車載工具を使うこともできる。
画像左側にあるものが、たった今外したボルト、右側にあるものが純正タンクバッグのボルトだ。
固定ベルトを間に挟んで締めるため、ボルトの長さが約2倍になっている。
次に、純正タンクバッグ付属の固定ベルトを、上の画像のようにボルトとワッシャーの間に挟み込んだ状態で車体側と固定する。
片側のボルト締めが完了したら、同じ要領でもう片方のボルト締めも行う。
固定ベルトの取り付けが終われば、車体側の作業は完了だ。最後に純正タンクバッグ本体の取り付けに入る。
タンクバッグを使用しない場合は、タンクに傷が付く可能性があるので、固定ベルトは180度上向きにしておくと良さそうだ。
純正タンクバッグ 裏面
タンクバッグ裏面は両側面がマグネット式になっているため、車体へはこのマグネット(側面2か所)と固定ベルト2か所の合計4か所で固定する形となる。
以上で作業は完了だ。収納容量はホンダのホームページによると約4.5L。
タナックスのものと比較すると容量は少なく、また防水性能を優先したためか、チャックの開閉が行いにくかったりと少々難はあるが、やはりホンダ純正なだけあって、見た目はスマートで見栄えも良い。常時取り付けていても違和感が無いほどだ。
基本的にはボルトの交換のみだったため、取り付け時間は10分ほどの簡単な作業で取り付けられました。