2024年11月にバイクを乗り換え、新しい愛車がヤマハの「テネレ700」となりました。
このテネレでは、高速道路で長距離走行を行いつつ、オフロードにも分け入っていくツーリングをガンガン行っていきたいと思ってますが、今年はもうすぐに冬になってしまいます…
そこで、来年の春までは準備期間として、テネレ700のカスタムを行いつつ、このバイクに慣れるといった意味で、時々、オンロードオンリーのツーリングに出かけることにしました。
このテネレは中古車だったので、走行距離は納車時で12,000kmちょいでした。
ETCとリアグリップがオプションで付いていたこともあり、以前使っていたタンクバッグをリアシートの上に少々強引に取り付けて、とりあえずは日帰りツーリングに十分な積載量を確保しました。
近いうちにサイドバッグの導入とパニアケースを取り付ける予定です。
本題に入りまして、記念すべきテネレ700第1回目のツーリングは山梨方面へ向かうことにしました。
神奈川県の自宅を午前7時頃に出発し、中央道で西へひとっ飛び。今年の初夏に2024・2025関東版/道の駅スタンプブックを購入し、道の駅スタンプを収集中のため、最近の立ち寄りスポットは道の駅が多いです。
まずは南アルプス市の「道の駅 しらね」に立ち寄り、道の駅スタンプをゲットしつつ、ループ橋の上で小休止したりして、紅葉の名所である「伊奈ヶ湖」を目指します。
伊奈ヶ湖へは北側からアプローチ。舗装こそされているものの、大量の落ち葉や路面の凹凸が激しいハードな道でした。一般的には県道108号線を使って行くそうですので、大型バイクや四輪車では北側からのルートはオススメ出来ませんね…
伊奈ヶ湖の駐車場・駐輪場は最近リニューアルされたようでキレイでした。
11月中旬に訪れましたが、ちょうど見頃で良い写真が撮れました。午前10時前に到着したので、人も少なく気持ちのよい散歩にもなります。
周辺にはキャンプ場もあり、気候の良い時期ならここでキャンプするのも楽しそうです。見晴台からは甲府盆地がよく見渡せました。
ここで簡単に車両紹介。2021年式のテネレ700です。
前述の通り、オプションでETCとリアのグラブバーが付いている以外はノーマルの状態です。転倒歴はある様子でしたが、外装が新品に交換されており、車両本体価格が約100万円(税込)+諸費用と相場よりも安価だったことが決めてで購入しました。
数日・500kmほど乗ってみて思ったのが、このバイクはガチのオフロード車であることです。
最近はホンダの400Xやカワサキ ヴェルシスなどの「アドベンチャーバイク」なるジャンルのバイクを良く見るようになりました。長距離の走行が楽なポジションで、ちょっとした悪路も難なく走行できるツーリング向けのジャンル。乗り換える前は、テネレ700もアドベンチャーバイクと思ってました..
しかしながら、875mmの非常に高いシート高とドコドコした振動、勢い良く加速するとフロントが浮き上がる感覚は、私が10年以上前に所有していたジェベル250に近く、良くも悪くもこのバイクはオフ車であると感じました。アフリカツインも、テネレ700や他のオフロードバイクと同様にフロント21インチ、リア18インチのオフ車サイズでしたが、あちらはもっと滑らかな乗り心地だった記憶があり、アドベンチャーバイク(タイヤがオンロード寄りだったこともあるかもしれません)といった印象で、テネレ700とは似て異なるマシンでした…
オフロードバイクとは言え、688ccのエンジンを搭載したコイツの車重は装備重量で約205kg。ジェベル250は約135kgだったため、大人1人分重たいです。
加えて、この高いシート高の影響で重心が高く、油断すると舗装路でも転倒のリスクがありますが、走り出してしまえば250ccと大きな差は無くて軽快です。シガーソケットがメーター周りの左下に1か所標準装備されているため、スマートフォンなどの充電には困りませんが、雨天時は対策が必要です。
まだ1日の最長走行距離は400km弱です。今のところ、この距離であれば疲れも少なく快適でしたが、高速道路などでの横風には弱く、強風時は速度を控える必要がありそうです。この辺りはCB1300SBが重量級のオンロードバイクと言うこともあり、横風には無敵に近かったですね..
詳しい車両紹介は今後別の記事を作成予定です。
山梨ツーリングの話に戻りまして、この先のルートは引き続き道の駅を巡りつつ、富士川沿いに南下していきます。
「道の駅 富士川」は結構大きい道の駅で、この日は野菜の直売が大規模に行われていました。小腹が空いたので、キッチンカーにてソーセージ+この地域の名物である小麦まんじゅうを注文しました。
引き続きいくつかの道の駅に立ち寄ります。
「道の駅 しもべ」:本栖湖に向かう途中、山間のちょっと寒いところにある道の駅。アニメ「ゆるキャン△」の聖地ということもあり、グッズが大量に売られていました。記念にステッカーを購入。
「道の駅 みのぶ」:富士川クラフトパークという広大な公園の中にある道の駅。
遊具が色々あって、山梨の子供達の遊び場となってしました。駐車場が第1~第3まであり複雑な上に、どの駐車場にもバイク置き場が無いのが難点。
道の駅 みのぶから、次の道の駅までは自動車専用道路の中部縦貫道を走行しました。直線的で所要時間も多少短くなりますが、片側1車線でトンネルが多く、ツーリングには不向きです..
「道の駅 なんぶ」:中部縦貫道の出口と直結しています。屋根付き駐輪場があり、雨天時の休憩場所には最適です。キッチンカーが出店しており、匂いにそそられて汁なしラーメンを注文しました。
次がこの日最後の道の駅です。
「道の駅 とみざわ」:食事処と売店があるシンプルな道の駅でした。トイレは2か所あり広々としてます。小型からハーレーまで、意外と幅広いジャンルのバイク乗りが集まっていました。トイレ休憩をして、富士宮市方面にバイクを走らせます。
急坂、急カーブが続く国道469号線を抜けると、富士宮市内では少し雪を被ったキレイな富士山の姿が見えました。
まだ午後2時過ぎでしたが、夕方になって気温が下がってくるのと渋滞が始まる前に帰路に着きます… 最後は富士山麓の山道を抜けて、東名高速道路の裾野ICから神奈川方面に走って帰りました。
走行距離は約390km。まだまだ不慣れなバイクですが、満足度は高いです。
来年3月までにカスタムを終え、全国の名だたる未舗装林道を走り回る計画を立てるのが楽しみです。
< 終 >