【バイク日本一周旅】西日本編(思いつき、準備から出発まで)

2013年3月(12日間)、2014年8月(18日間)、2015年2~3月(20日間)の3回に分割した行程で、バイクで日本一周した。旅に出た当時の私は学生で、まだ18~20歳の少年だった。もちろん金はなく貧乏旅行であったが、だからこそ新鮮で自由な旅ができたと思っている。このサイトを通して、日本一周の旅を振り返りたい。

【出発までの経緯】

私は2010年にバイクの免許を取得し、日本一周旅行の相棒として使用したバイクは2012年9月に購入した。バイクは走行距離約20,000kmの中古車で乗り出し価格約25万円。割と状態の良いものを購入したが、当時高校生だった私の貯金はこれでほぼ底をついた。

(購入したバイク)

ヤマハ マジェスティ125Fi

(124cc・台湾製)

このバイクを購入した時はまだ日本一周の予定など無く、翌年から進学が決まっていた専門学校への通学を見越して、それなりに荷物が収納できるスクーターであることと、家から専門学校が片道40km弱あったため、当時の125ccクラスのバイクでは最大級のサイズであることから選択に至った。

当時の私は高校生であったので通学は自転車だったし、バイク購入で貯金を使い果たしてとにかく金欠だったので、バイクを買ってもあまり乗る機会は無く、ふらっと近所を走ったり、たまにやっていた短期アルバイトへの通勤で使用する程度だった。それでも月に1回位は遠出して、温泉が好きだったので当時住んでいた大阪府南部から行きやすい奈良県、和歌山県の温泉に行ったのもあり、購入後の半年で約3,000kmを走った。

2012年11月撮影

行者環林道(奈良県)にて

そして年が明け、18歳の春が来た。2013年3月1日は高校の卒業式だった。中学~高校生活というとまさに青春で、人生で一番楽しい時期という人も多くいるのだろう。しかし、私の中高時代はろくに勉強もせず、部活動にも入らず、授業が終わったら直ぐに家に帰り、毎日だらだらとゲーム、テレビを見るなどして過ごす日々を送るクソみたいな少年だった。無気力でやる気が無く、学校もなんとなく嫌いな場所だったから、放課後は1分でも早く家に帰るのを日課にしていた。

そんな感じのまま高校を卒業して、その後もだらだらした生活を1週間くらい続けていたが、ある日、私は何となく日本地図を見ていた。日本という国は狭いけど、長い。鹿児島から北海道までの道をなぞってみると、約3,000kmの道のりがあった。私はバイクに乗るのが好きだった。車を買うまでの一時的な乗り物のつもりでバイクの免許を取ってからの2年、すっかりバイクという乗り物にはまっていて、天気の良い日には遠くに行きたい衝動に駆られていた。バイクがあれば、自分の運転でいつでも、どこにでも行けるのが大きな歓びだった。

以前乗っていた250ccオフロードバイク(スズキ ジェベル250XC)

そして、とにかく遠くまで旅に出たい。という気持ちが大きくなり、気がついたら中四国と九州地方の地図を購入していた。まずはこの春に西日本を一周しよう。そして次の夏に東日本を一周しよう。と心に決めたのだ。

その後の1週間ほどで、来るバイク旅行に向けて準備に取り掛かった。なんせ当時は高校を卒業したばかりの少年(18歳)で、これまで独り旅の経験などなく、キャンプなどアウトドア経験もゼロ。バイクで一番遠出した距離も片道100kmほどだった。無謀な計画だったのかも知れないが、私の心はバイク旅行に向けて高鳴っているのみであった。

ホームセンターや100円均一、ネット通販などを利用して、出発までに無知ながらもある程度の旅行用品を調達した。衣類は基本的に持っていたもので何とかなるだろうという判断で、厚手の物を中心に数着持っていくことにして、なるべく安価に済ませた。

持ち物一式 バイクに積むには結構な量だ

【装備品】

①衣類…一番上にダウンジャケット1着、中にフリース素材のシャツ数枚、インナーはヒー○テックなどの薄手の保温シャツを中心に数枚、ズボンはユ○クロなどで買った安くてそこそこ暖かいやつを2着、部屋着で薄めの長ズボン1枚

②防寒着・雨具…ユ○クロのダウンとパーカー(緑色)、ネックウォーマー、雨具としてレインウェア上下セットを2セット、シューズカバーが1つ、折りたたみ傘

③手袋・靴…バイク用ウインターグローブ(ゴアテックス素材)、アンダーグローブ、少し暖かい日用のネオプレン素材グローブ、靴類はゴツめのスニーカーとキャンプ時に履くサンダル

④キャンプ道具…ネット通販でそれぞれ3,000円位で買ったテントと寝袋、他はホームセンターと100均でランタン、フライパン、カップ、カス缶、簡易コンロ、防寒用アルミシート、バールを調達

⑤収納、バイク積載用品…ゴムロープ、ネット、エコバッグ、収納ポーチ、レインカバー、ナビ収納ポーチ、工具箱(大)、緑色のボストンバック、普通のリュックサック

⑥電子機器類…家で余ってたポータブルナビ、デジカメ、簡易三脚、カメラホルダー、携帯電話等の充電用コード

⑦地図、工具類…タイヤのパンク修理キット、車載工具、バイク用汚れ取りウェットシート、地図はこの旅用にツーリングマップル(2012年版)の中国四国版、九州版を購入

全ての荷物を積んだ状態

荷物の量が相当多くなった。旅の計画は以下の3つだけ決めたが、基本的にノープランでいくことにした。

(1)旅のルート:和歌山の自宅から半時計周りで山陰→九州→四国に行き、しまなみ海道という道を通って自宅に帰還する。(地図で見た九州としまなみ海道をバイクで走ってみたかった)

(2)予算:当時の貯金は約15万円で、残金はある程度残したいため旅の費用は10万円程度に抑える。

(3)期間:出発日は全ての準備が終わった翌日の2013年3月11日に決定。自宅への帰還日は4月に入ると専門学校の入学準備などがあるため、遅くとも3月末までとする。

こうして、2013年3月10日(日)の夜に全ての準備が完了し、その日は早めに寝て翌日からの冒険に備えるのであった。

西日本編:1~3日目へ続く…

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