2025-四国林道の旅-その2(笹無池ヶ谷林道・竹屋敷林道)[テネレ700(TENERE700)]

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・2025年5月1日(木) – 2日目

走行ルート:那賀町(宿泊)→県道19号線→南阿波サンライン→剣山スーパー林道→国道195号→玉笠林道
→大木屋小石川林道(通行止めでUターン)→国道193号線→笹無池ヶ谷林道→竹屋敷林道→国道493号線→国道55号線→高知市(宿泊) 
走行距離:248km(自動車専用道路:28km、オフロード:20km)
出発時間:9時0分、到着時間:18時30分

徳島県那賀郡那賀町の宿で旅の2日目を迎えました。良いロケーションの部屋でゆったりと朝食を食べ、午前9時に出発です。

途中、数か所の林道を走りながら、観光もしつつ高知へ向かうルートになります。が…途中で通行止めがあり、一部ルート変更しています。

JR牟岐線に隣接した道の駅「日和佐」でお土産を購入。
海沿いのワインディングロード「南阿波サンライン」を走って西へ向かいます。南阿波サンラインは、昭和の時代に出来た観光道路のようで、所々で見かける古い看板が印象的です。平日のためか、交通量はほぼありません。

牟岐町を過ぎると高知県に入るまでガソリンスタンドが無さそうなため、ここで給油して先へ進みます。
昨日は林道が中心だったため、ガソリンが多く入りました。林道走行時は燃費が悪化するので、早めの給油を心掛けましょう。テネレ700の林道での燃費は15~20km/L程度と思われます。

国道55号線を少しだけ北に走り、県道37号線→玉笠林道でヤレヤレ峠を越えて徳島県最南端の街である海陽町に入ります。
県道は集落も多く片側1車線快適な道が続くものの、林道に入った途端に四輪車1台分の狭路になりますが、ヤレヤレと言う名前の割には全線舗装路で比較的走りやすい道でした。

玉笠林道を抜けると、国道193号線に出ます。少し北へ走り、県道148号線で本日最初のダート区間がある「大木屋小石川林道」を目指します。


道中、日本の滝100線にも選ばれている轟九十九滝に立ち寄り、神社の先に現れる巨大な滝を見学しました。終点には駐車場がありますが、滝までは10分ほど歩きます。
徳島県側からであれば、全区間舗装路で滝までアプローチできます。意外にも路線バスが1日数本あり、交通機関でのアクセスも可能な滝でした。

轟九十九滝の手前に県道と林道との分岐があり、この分岐点から西に8kmほど進んだポイントから先が大木屋小石川林道のダート区間になります。
しかしながら、この先通行止めの看板がありました… 高知県側が通行止めのようです。残念ながらここで引き返します。

時刻は13時、国道193号線まで戻って来ました。時間は大きくロスしましたが、日没までにはまだまだ余裕があるので、東屋でトイレ休憩して別の林道を目指します。
徳島県南部から高知県側へ抜けるもう一つの林道として、「笹無池ヶ谷林道」→「竹屋敷林道」のルートがあるため、まずは笹無池ヶ谷林道を走ります。

笹無池ヶ谷林道は全長が約22kmと長めで、2025年現在で舗装工事進行中なのか、舗装路とダートが交互にやって来る林道です。国道193号線側の起点から約4kmほど走ったところで最初のダート区間が現れました。

最初は渓流沿いの道が続き、剣山スーパー林道と違って標高が低いため、新緑が綺麗な道です。
起点から約12km地点が峠のようで、分岐点になっていて古びた標識もありました。

この峠から2kmほど進んだところで、再び分岐点が現れました。ここには4方向に道がありますが、案内看板もなく今回の旅で最も分かりづらかったポイントです。道間違いに要注意です。

徳島側(東の方向)から走ってきた場合、右折が正解です。この分岐点から先は特にビューポイントや看板も無く、下り坂を淡々と走ることになります。

後半はこの道で合っているのか不安になりましたが、無事に終点まで辿り着きました。笹無池ヶ谷林道は約12kmがダート区間で、全長の半分ほどでした。
道幅は狭いですが、ジムニーなどの車高の高い4WDであれば、四輪車でも問題無く走破できそうです。

笹無池ヶ谷林道を走破しただけでは、まだ高知県には入っていません。県道301号線を南下して、14時頃に次の林道である「竹屋敷林道」を走ります。
最初は舗装されていますが、既に荒れ果てていてダートに近い状態です。分岐点が多いですが、看板があったので迷わず進めました。

薄暗い森の中を進みます。所々でガレ場もありましたが、勾配は緩やかなので何とか進めました。
この日も時間が押してしまい、写真は少なめですが、峠にトンネルがあり、トンネルを抜けると高知県に入ります。

高知県側はフラットダートが中心で快適に走れました。最後に現れた集落の先が「竹屋敷林道」の終点です。全長10kmほどの林道でしたが、ダート区間は約8kmで大半が未舗装でした。
徳島県側の道幅が狭く、路面も荒れ気味なので、四輪車ではジムニーで何とか行ける程度と思います。

四輪車1台分の狭い道を延々と走り、国道493号線に出たあとは西へ向かいます。
道中にある県道12号線との分岐点では、昔、この辺りの木材を運搬するために運行していた旧魚梁瀬森林鉄道の施設が幾つか残されています。時間があれば見ておきたいところでしたが、今回は先を急ぎます。

2つの林道ですれ違った車はゼロで、長い山中の走行が続きましたが、ようやく下界に降りてきました。
15時45分、高知県の北川村にある「モネの庭」マルモッタンに到着。睡蓮の池などをモデルに造られた美しい庭園をのんびり歩いて観光したいと思います。

ゆったりと遅めの昼食を取り、庭園散策を楽しみました。閉園が17時のため、間に合って良かったです。
混んではいませんでしたが、有名な観光地のため人がそれなりに居ます。これまで2日間山奥を走って来た身としては、まるで地方から東京に出て来たかのような驚きがあります…

最後にお土産を買い、17時の閉園と同時に「モネの庭」マルモッタンを後にしました。
国道55号線を西へ走り、芸西西ICから自動車専用道路に入って高知市内の宿を目指します。

高知中央ICで自動車専用道路を降り、大型バイクも駐車可能な「はりまや地下駐車場」にバイクを停めて宿に向かいます。
高知市の人口は約31万人。路面電車も頻繁に走っていて都会を感じます。

本日の宿は昭和の香りがするビジネスホテルです。素泊まり約5,000円でしたが、快適に過ごせました。
帰り道で〇亀製麺が渋滞しているのを見てうどんが食べたくなったので、近くの讃岐うどん店で夕食を食べて、あっという間の2日目が終わりました。

次の記事「2025-四国林道の旅-その3(天空の林道・瓶が森林道)[テネレ700(TENERE700)]」へ続く…