【最西端の島】レンタルバイクで沖縄県 与那国島旅行

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 タイムセールで安価に航空券を購入できたので、12月のとある週末に与那国島へ行って来ました。
与那国島は日本で一番西にある島として、社会の教科書にも載っていたりします。なのでその名前を知っている人も多いかもしれませんが、島の人口は約1,700人(2024年現在)、端から端まで走っても約13kmしかないため、車だと約1時間あれば一周できてしまうような小さな島です。

与那国島の位置です。地図で見るとほぼ台湾ですね…
直線距離だと東京・大阪よりも上海や香港の方が断然近いです。

・与那国島への渡島手段

 2024年現在、与那国島から島外へ行く交通手段は以下の3種類があります。

1. 那覇空港~与那国空港
 (琉球エアーコミューター:那覇⇒与那国 / 1日2便、与那国⇒那覇 / 1日1便)
2. 南ぬ島石垣空港~与那国空港
 (琉球エアーコミューター:石垣⇒与那国 / 1日3便、与那国⇒石垣 / 1日4便)
3. 石垣港~久部良港 フェリー
 (福山海運:石垣発 / 火・金曜、与那国(久部良)発 / 水・土曜 (週2往復) )

「琉球エアーコミューター」はJALの連結子会社で、主に沖縄県内の離島路線を運行しています。
航空券は購入時期により変動はありますが、那覇便が片道約2万円、石垣便が片道約1万円です。

夏休み期間など人気のシーズンを外し、不定期に開催される日本航空(JAL)のタイムセール運賃で購入できれば、那覇便:9,000円、石垣便:6,000円程度で航空券を入手できます。
但し、搭乗日の55日前を過ぎると、キャンセル時にキャンセル料(購入運賃額の約50%)が発生しますので、慎重に購入を検討しましょう。天気予報を見て、旅行直前に予約したい場合は運賃の安価な石垣便がオススメです。

福山海運の「フェリーよなぐに」は大人1名の片道運賃が3,550円なので、石垣~与那国間の最安値ですが、飛行機の同区間所要時間が30分なのに対して、片道4時間掛かります。しかも外洋を通るため航行中は揺れやすく、過酷な移動が予想されます。時間と体力に余裕がある人のみおすすめです。

ちなみに、2008年までは那覇~石垣~台湾を結ぶフェリーが運行していたため、その気になれば自分の車やバイクと共に与那国島へ行くこともできましたが、現在はいずれにしても石垣島までは飛行機を使う必要があります。

那覇空港から与那国空港・レンタルバイク店

 今回の旅行は那覇空港から出発。12月の沖縄は日の出が遅く、朝7時まで真っ暗です。
午前7時15分発の与那国空港行きは小さなプロペラ機でした。機内は定員約50名と観光バスと変わらない大きさでしたが、乗客は定員の半分程度。本州から那覇便のような騒がしさもなく、快適な移動を楽しむことができました。

 飛行中は暫く雲の中でしたが、宮古島を過ぎた頃からは晴れて石垣島や西表島がキレイに見えて、約1時間20分のフライト中は景色を楽しむことができました。那覇から与那国へ向かう場合は、進行方向左側の座席がオススメです。

与那国空港は離島の素朴な空港らしく、手荷物受け渡し場所もいたってシンプルですが、売店やレストランもあり、島の人口が2,000人弱であることを考えると立派な空港に思えました。飛行機から荷物が出されて運ばれていく様子が目の前で見れます。

島内の公共交通機関として「路線バス」があります。与那国町営で料金は無料のため、路線バスですが白ナンバーで運行されているのが特徴です。
乗車してみたかったのですが、運行ルートが限られており本数も少ないため、短い旅行ではレンタカーかレンタルバイクがおすすめです。
己の脚力に自信がある人は、自転車と言う選択肢もあります。レンタサイクルもあります。

 今回の旅行では、島の東側の祖納(そない)地区にあるお店でレンタルバイクを借りることにしました。
空港から店舗までの距離は約2kmありますが、送迎付きにすると値段が若干高かったので、ケチってノンビリと徒歩で向かいます。この区間(与那国空港~祖納地区)は島のメインストリートと言うこともあり、車の交通量は多少ありましたが、道中すれ違ったのはランニングの人が1人だけでした。

レンタルバイクはホンダの原付二種「リード125」。50ccの原付でも十分ですが、バイクで走ることを楽しみたいので125ccを借りました。
いよいよ本格的な与那国旅行のスタートです。まずは、島を反時計回りに進む感じで、日本最西端の地である「西崎(いりざき)」を目指します。

 ・西崎

 先ほど30分掛けて歩いた道も、バイクならものの数分。与那国空港の前を通過して、15分ほどであっという間に「西崎(いりざき)」の駐車場に到着しました。
西崎には公衆トイレはありますが、売店などはありません。なお、「最西端到達証明書」は与那国町観光協会(土日祝休み)と与那国空港で販売されています。年に数日、ここから台湾の山々がはっきりと見える日があるらしいのですが、この日は見えませんでした…

・南牧場

 南側の海岸線に沿って、与那国島の東端にある「東崎(あがりざき)」へ向かう道を走ります。
西崎からバイクで少し進むと、道端に与那国馬の大群が現れました。この辺り一帯は「南牧場」と呼ばれる牧場の中らしく、与那国馬が自由奔放に放牧されていました。
時には堂々と道路上に居座る馬もいて、人口の少ない与那国島ならではの光景です。

・東崎(あがりざき)

 南牧場から東崎へと続く道は、青い空と海がとってもキレイです。山と海と与那国馬を横目に、絵はがきのような風景が続きます。南国の爽やかな風と太陽を肌で感じることができる、与那国島で一番の絶景ロードでした。
案内標識に沿って進み、道路の終点にある広い駐車場にバイクを停めて数分歩くと、東崎に到着です。灯台のある草原地帯が広がっていて、ここにも少数ですが与那国馬が放牧されていました。お馬さんにとっては暑いのか、日陰からずっと出てこない馬も1頭いました。

12月ですが、この日の最高気温は26℃。湿度は低く、バイクで走っているとちょうど良いのですが、人間にとっても歩くと汗ばむ温度です。

・与那国島名物? テキサスゲート

 放牧されている馬が牧場から脱走?するのを防ぐため、テキサスゲートと呼ばれる落とし穴のような溝が道路に作られています。バイクのタイヤと同じくらいの穴が開いているので、落ちないように真っ直ぐ通過する必要があります。
他では見たことが無いので、与那国ならではのものかもしれません。

・ティンダバナ

 レンタルバイク店がある与那国島の中心、祖納地区に戻ってきました。時刻はまだ13時ごろですが、反時計回りで与那国島一周を達成しました。
まだまだ、島の観光スポットを巡りたいと思います。祖納地区から南へ進んで少しだけ山を登ったところにある駐車場にバイクを停め、ジャングルの中を少し歩くと「ティンダバナ」と呼ばれる崖に到着します。祖納地区とキレイな海を一望できる場所です。12月なのにハイビスカスが咲き誇っているのが南国らしいですね。

・モイストロールカフェ (昼食)

 お腹が空いたので昼食。島の西側にある久部良地区まで移動して、日本で一番西のカフェ「モイストロールカフェ」に入ります。
中に入ると、古い民家をリノベーションして作られた古民家カフェでした。縁側で和みながら、美味しいカジキパスタ + スイーツが食べられて満足です。

・久部良バリ + ダンヌ浜

 お腹いっぱいになったところで、爽やかに海沿いを走ります。
久部良地区の外れにひっそりと存在する久部良バリは、自然にできた岩の割れ目です。その昔、琉球王朝時代に存在した人頭税の悲しい歴史が語られている場所です。
ダンヌ浜は、久部良地区と与那国空港の中間くらいにあるとってもキレイな海岸です。誰もいない、何もないけど海をノンビリと見ていられる場所です。

・北牧場

 もう与那国島を一周半くらいしてしまいましたが、まだまだ時間があるので、もっと最果て感がある場所に行ってみます。
久部良地区から県道216号線を祖納方面に向かい、与那国空港の手前で左折して、ゲートの先にあるのが「北牧場」です。県道から左折する際は、小っちゃい看板が目印です。

 牧場の中では、牛さんの大群と数頭の与那国馬を見ることができました。ほぼ同じ大きさの動物で、出会うとケンカしそうですが、お互い話れた場所で過ごしていたので平和でした。
北牧場は他の牧場よりも面積が広く、段差と牛馬の落とし物には注意が必要ですが、牧場の中をバイクで自由に走ることができます。日本でこんな場所は恐らく他には無いでしょう。ただただ広い草原とその先の海がキレイな場所です。

・宿にチェックイン + アヤミハビル館

 15時を過ぎたので、宿にチェックインして1時間ほど部屋で小休止しました。夕方になったので寄り道をしつつ、西崎周辺に移動して夕日を見たいと思います。
小高い丘の上にある「アヤミハビル館」に立ち寄ってみましたが、着いたのが16時50分。17時閉館ということで、中に入るのは諦めました。与那国島にしか生息していない世界最大の蛾の博物館のようです。

・四畳半ビーチ + 宇良部岳山頂

 島の東側に「四畳半ビーチ」なる面白い名前の浜辺があるそうなので行ってみましたが、漂着ゴミが多くて残念な感じでした。
島内には他に「三畳ビーチ」「六畳ビーチ」などもあるそうです。

 続いて、与那国島の最高峰「宇良部岳」(標高:216m)に登ってみました。
登ったとは言っても、山頂付近まではバイクで行けるので、最後の往復5分だけが登山です。与那国島の林道を走るとジャングルの中、まるで東南アジアの異国に来たような風景です。

・日本最西端の地で見る夕日

東から西へレンタルバイクを走らせ、再び「西崎」へ向かいます。
午前中と同じ場所ですが、夕刻に訪れるとまた違った場所に見えてきます。写真は「南牧場」での与那国馬と夕日です。

この日の日没時間は18時。「日本最後の夕日が見える丘」に移動して夕日を見てみます。
しかしながら、雲に隠れてしまい綺麗な夕日は見れず、南牧場で見たのが一番綺麗でした。 意外にも、同じく夕日を見に来ている人が何人かいました。

・宿に帰着 + 夕食

最後の夕日は残念でしたが、天気に恵まれて与那国島旅行を楽しめました。「日本最後の夕日が見える丘」でのんびりとしてたらもう真っ暗で、宿に戻る頃には19時になっており、真っ暗闇でした。

夕食は、宿近くのキラキラな居酒屋に入ります。与那国島では夜やっている飲食店はほぼ居酒屋しかありません。週末は混雑するとのことで、1人でしたがあらかじめ予約の電話を入れておきました。
島名物を色々と堪能しましたが、今回の旅行では「わーりークーポン」なる島外の人限定のクーポン券をゲットできて、約5,000円の飲食代が半額になってとってもお得でした。

・雨の2日目

 夕食後はすぐに爆睡で、起きたら翌日の朝になっていました。
2日目は朝からしっかりと雨。午前8時の時報が「イッツアスモールワールド」で、他の地域では聞いたことの無い時報の曲だったので珍しく思いました。昨日で一通り観光できているので、レンタルバイクの返却時刻まで宿でノンビリと過ごした後、与那国空港内のレストランで朝食を食べて、帰りの飛行機出発時刻を迎えました。

帰路は、11時25分発の飛行機で那覇へ戻りました。2024年現在、与那国空港から那覇へ向かう便はこの1便しか無いため、もし他の時間帯に移動したい場合は石垣島を経由することになります。
同じ沖縄県ですが約500km離れているので、那覇に着いたら晴れていました。那覇空港には定刻通りの12時35分に到着し、無事に1泊2日の与那国島旅行が終了です。近いうちに、石垣島にも行ってみたいですね。

 【旅費】 ※那覇空港までの移動交通費は除く
・航空券(那覇~与那国 往復):18,080円
・レンタルバイク:5,000円
・ガソリン代:430円
・宿泊代:6,000円
・飲食代:4,490円
・お土産・記念品:1,000円
・合計:35,000円

 【レンタルバイクメモ】
車種:ホンダ リード125 (年式不明)
レンタル時オドメーター:7,900km
走行距離:101km
消費燃料:レギュラーガソリン 約2.1L (206円 / L)
燃費:48km/L