【スーパーカブの旅 in 長野】2020年10月26日 – 2日目

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2020年の秋、愛車のスーパーカブ110に跨り、2泊3日の旅に出た。
日程 : 2020年10月25日(日) ~ 27日(火)
このページでは、長野県内を周遊した2日目について書いていく。

長野県上田市で迎えた朝、気温は6℃と冷え込んでいるが、天気は快晴だ。この日の最初は、宿泊地の近くにある「稲倉の棚田」に立ち寄った。駐車場にバイクを停め、入り口にあったBOXに保存協力金100円を入れて見学した。
観光用に綺麗に整備されている場所だったが、10月末なので収穫は終わっていて、少し寂しい風景にも思えた。昨日のチェリーパークラインと合わせて、夏にまた訪れたい場所だ。空気が澄んでいて、心地良い散歩になった。

ここから先はバイクを南へ走らせ、諏訪方面へ向かう。その途中で道を間違えたのか、ダートの悪路に入ってしまった。
大型バイクや乗用車ではためらってしまう道だが、スーパーカブ110の悪路走破性は抜群だ。幸いなことに通り抜けは可能そうなので、そのまま突き進んで、長野のオフロードを満喫した。

名も無き林道を10kmほど走ったところで、日本百名山の一つである蓼科山(たてしなやま)の山麓を走る「蓼科スカイライン」に合流。標高1,000m~1,500m付近では紅葉が見られ、秋の気配が感じられる道だ。

スーパーカブのエンジンを唸らせる上り坂を延々と走り、標高2000mを超える峠「大河原峠」に到着。しかし、台風による崩落の影響で、この先は通行止めのようだ。仕方がないので、同じ道を引き返し、国道141号→国道299号で麦草峠を超える大迂回ルートでビーナスラインを目指した。

一旦山を下り、麓の佐久穂町に出る。今のうちにガソリンを補給し、再び来る山登りに備えた。この辺りの気温は12℃。寒さを感じることは無いが、ここから2,000m級の峠を目指すと一気に気温が下がり、体温調整が難しい。
通称:メルヘン街道と呼ばれる国道299号で、日本の国道の中では2番目に標高が高い麦草峠(標高:2,127m)を通過する。アップダウンの激しい大きな迂回であったが、秋の信州の山々は美しく、スーパーカブで走ると少々寒いが気持ちよい。

ビーナスラインに入り、松本、美ヶ原高原方面へ向かう。「ビーナスライン」とは八ヶ岳中信高原国定公園の高原地帯を走る全長76km、平均標高は1400mの山岳道路だ。開通当初は有料道路であったが、現在は全線無料開放されている。今回の旅では、南側の蓼科エリアから最北端の美ヶ原エリアに向かって、約50kmをスーパーカブ110で駆け抜けた。

10月の月曜日ということもあり、交通量は比較的少ない印象だ。バイクはそこそこ走っていて、私のカブをバンバン追い越していった。

途中、「和田峠茶屋」という食事処兼お土産物屋があったので、信州そばを食べて、遅めの昼食とした。

和田峠茶屋から30分ほど走った所で、ビーナスライン終点の道の駅「美ヶ原高原」に到着。この辺りの標高は約1900m、気温は5℃まで下がり、体が冷え切っているが、そこには眼下に広がる絶景が待っていた。

ホットコーヒーでも買って体を温めようと思ったが、オフシーズンのためか、自販機は全て売り切れになっている。諦めて美ヶ原高原を後にし、「アザレアライン」という道で松本方面へ標高を下げていく、麓まで来ると気温は15℃まで上がって快適だ。
既に日がだいぶ傾いているが、再び山を登って「高ボッチ高原」に立ち寄りたい。途中からは真っ暗闇だろうが、今日の宿泊地が諏訪市内なので、大きな遠回りにはならないだろうから、冒険ルートを選ぶのも有りだろう。

17時15分、暗くなるギリギリのタイミングで、標高約1600mの高ボッチ高原展望台に到着。
もう少し早い時間に着いていれば、色々と散策出来ただろうが、午前中の大河原峠での通行止め→大迂回が響いたようだから仕方ない。また来年、改めて訪れたい場所だ。

麓に降りるため、真っ暗闇の高原をバイクで走る。道中、シカさんの群れに遭遇→濃霧に襲われるという波乱があったが、無事に国道20号に出ることに成功、ここまで来れば、今日の宿泊地まではあと30分といったところだろう。

諏訪市内に入り、諏訪湖畔の「片倉館」という約90年の歴史を持つ日帰り温泉に入った。ヴィンテージな内風呂は湯温もちょうど良く、閉館時間の20時ギリギリまで温泉に浸り、宿に移動して、色々あった2日目は終了。
明日は最終日。自宅の方向へ向かいながらも、色々と立ち寄りたい。

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