【バイク日本一周旅】南西諸島編(8~10日目)-沖縄本島ぐるぐる旅

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・2015年3月2日(月) – 8日目

沖縄本島中部、北谷町の宿を7時半に出発。
外に出ると気持ちの良い青空が広がっていて、晴れの天気はこの旅3日目の鹿児島以来、5日振りだろう。気温18℃で、南国の爽やかな潮風が心地良い。ここに来るまでに何回もフェリーを乗り継ぎ、手間も時間も金もかかったが、自分のバイクで来て良かったと思えた瞬間だ。

通称「海中道路」という沖縄本島と平安座島と結ぶ道路を走ってみたくて、通勤時間帯で混雑する沖縄の道路を駆けた。その途中には世界遺産にも登録されている史跡 勝連城跡があり、ちょっとだけ立ち寄って城跡からの景色を眺めた。

海中道路の内の大部分は堤防の上に道路があるため、ほぼ同じ高さに海を見ながらの走行が可能だ。この道路で平安座島に渡った後は、更に橋で繋がっている3つの離島(浜比嘉島、宮城島、伊計島)にもバイクで渡ってみた。
青い空と海を視界いっぱいに収めながら、走っているだけでも満足させてくれる。そんな場所だった。

浜比嘉島は石油基地の島、伊計島はサトウキビ畑の島と小さな島にもそれぞれ特徴があって飽きない風景が続く。沖縄本島から見て一番突端にある伊計島をぐるっと一周して、沖縄本島に戻った。
国道331号線を北に向かって走り、途中の街、金武(きん)町で名物らしいタコライスを昼食に食し、半時計周りに東海岸のジャングル地帯を一気に走って、沖縄本島最北端の地である辺戸岬に立った。

辺戸岬の駐車場はレンタカーで来た観光客でそれなりに賑わっていた。バイクで来ている人もいたが、こちらもレンタルバイクのようだ。北海道だと車、バイクごとフェリーで上陸する人は多いが、やはり沖縄までは遠すぎて自分の車やバイクで来る人など皆無なのだろう。
国道58号線に入り、西海岸を南に向けて走る。この辺りはやんばると呼ばれる自然豊かなエリアで、所々に集落はあるが、田舎道が続いていて交通量は少ない。

名護市に入ると、右側に橋で繋がった幾つかの島々が見えた。58号線を右折して、奥武島、屋我地島、古宇利島…と、海に架かった橋の上を走って、バイクで島に渡った。長~い直線の橋を駆け、古宇利島に上陸したが、観光客でいっぱいだった。人混みを避けたい私はすぐに折り返して、島を後にした。

昨日上陸した本部港の近くに「今帰仁城跡」という、こちらも午前中に尋ねた勝連城跡と同様に、世界遺産に登録されている旧琉球王国のグスク(城山)のようだ。目の前の高い石垣に圧倒され、入場料を支払って中を見学することにした。
大阪城や名古屋城など、他の日本の城とは全く異なる風景は新鮮で、入場料を支払って入った甲斐がある風景であった。
しかし、何だかんだで出てきた頃にはもう18時だ。昨日の夜、ネットで1泊1,000円の激安ゲストハウスを予約したのだが、その場所は那覇市内。それほど大きくない沖縄と言えど、2時間以上は掛かりそうだ。私は国道58号線を昨日と同じルート、同じ時間に南へ向かって走った。

20時半、交通量が猛烈の市街地を抜けて、ようやく目的のゲストハウスに到着。ネットには屋根付きバイク置き場ありと書いていたが、案内された場所はまさかの路上駐車。向かいに車庫みたいな場所があったので、以前はそこが使えたのだろうか。まあ、汚いバイクなので問題ないが、沖縄の人は細かいことを気にしないのだろう。大勢の外国人観光客が騒いでいる中、受付を済ませて共同ベッドに潜り込む。今日からここに5連泊するのだ。
久しぶりに長距離を走って疲弊したのか、この日は一瞬で眠りについて一日が終わったのであった。

【8日目移動距離・出費】
北谷町→うるま→国頭村→名護→那覇:385km
出費:8,941円
(ガソリン代:818、宿泊費(6泊分):7,103、食費:620、その他:400)

・2015年3月3日(火) – 9日目

那覇の薄暗いゲストハウスで朝を迎える。宿には連泊するため、荷物はベッドの上に置きっぱなしにして、身軽になったバイクで外に繰り出す。
9時15分出発。今日は南の方向へバイクを走らせてみる。途中の街、与那原(よなばる)の牛丼チェーンで朝食兼昼食を食す。店内のBGMにはこの季節らしくレミオロメン「3月9日」が流れていた。
割と有名な沖縄の観光地を巡る。まずは沖縄本島の南東部にある南城市へ向かい、これまた世界遺産である「斎場御獄(せーふぁーうたき)」を見学。

やはり観光客が多く、一人で来て神聖な雰囲気を味わうには難があるが、沖縄の聖地を体感した。お次はここからすぐ近くの「知念城跡」へ向けてバイクをチョイ乗りする。道中の「ニライ橋・カナイ橋」は、高台の橋の上から海を一望する中々の絶景道だ。

道端の駐車場から、坂道を少し上がった先が史跡「知念城跡」だ。人の少ない静かなジャングルの中に石垣が残されていて、こちらの方が神聖な雰囲気を十分に感じられる場所だったのは間違いない。

次は、沖縄に修学旅行で行ったら定番なのかも知れない「平和記念公園」を訪れ、沖縄県立平和記念資料館を見学。ここでもまた違った沖縄の歴史を感じだりして、2時間ほど滞在した。
この公園から少し南へ走った所に、沖縄本島最南端の地である「喜屋武岬(きゃんみさき)」がある。突端を制覇したい私にとってはこれは是非訪れておきたい場所であり、迷わずここに向かうことにした。

いざ向かってみると、さとうきび畑が両脇に広がる砂利道がぐちゃぐちゃに入り組んでいて、ここに向かうという決断は即決だったが、道には迷ってしまったようだ。
それほど広い場所ではないので、とりあえず適当に進んでみる。散々迷走したところで、背丈の高い草に囲まれた細い道を抜けると、ようやく最南端の地、喜屋武岬に到着することができた。

この日は最高気温が25℃まで上がり、少し汗ばむほどであったが、ここ喜屋武海岸の断崖の上に立つと、爽やかな潮風と波の音が心地良かった。
そして、喜屋武岬の少し手前にある具志川城跡にも立ち寄ってから帰ることにした。何だかこの日は、沖縄の自然と歴史をいっぱいに感じた一日となった。

帰り道の途中、道の駅で沖縄そばを食べてから那覇の宿へ戻る。宿に到着したタイミングでちょうど雨が降ってきて、タイミング良く雨から逃れる形で狭いベッドに入った。
同じ宿に泊っているハイテンションの外国人達と話す勇気も無く、特にすることも無いので早々と眠りに着き、沖縄での2日目を終えた。

【9日目移動距離・出費】
那覇→南城→糸満→那覇:104km
出費:2,290円
(食費:1,340、その他:950)

・2015年3月4日(水) – 10日目

昼になっても相変わらず薄暗いベッドで起床。朝から分厚い雲が空を覆っていて、外も薄暗いし、おまけに午後からは雨が降ってくるらしい。
とりあえず、昼前までベッドでくたばってから外出。有名な「国際通り」に行ってみたりしたが、男一人で楽しめるような場所は見つけられず、少し北へバイクを走らせて沖縄そばのおいしい店で昼飯を食べた。

那覇から北へ25kmほど走り、嘉手納町の道の駅に立ち寄ったところで、早くも雨が降り出す。止む気配も無いので、この日の行動は諦め、カッパを着て宿へ戻った。
宿の居心地は安いだけあって快適とはいえないが、それでも毎日の宿探しで不安になることが無いだけでも安心できるのだ。雨の夕方、私は歩いて大量の洗濯物を抱え、近くのコインランドリーで洗濯をした。旅とは孤独なもので、今日も殆ど誰とも話すことなく一日が終わっていく。でも、私は一人でいる時間の方が好きかも知れない。旅に出るたびに思うことである。
明日も曇りだけど、ちょっと足を伸ばして、また新しい離島に行ってみよう。そう決めたところで、ダラダラだった今日が終わった。

【10日目移動距離・出費】
那覇→嘉手納町→那覇:62km
出費:2,111円
(食費:1,811、洗濯代:300)

【バイク日本一周旅】南西諸島編(11~13日目)-沖縄の田舎と都会で へ続く…

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