【バイク日本一周旅】東日本編(1~2日目:とりあえず東京へ)

 前回の西日本一周バイク旅から1年と5ヶ月が経った2014年8月、来る東日本一周に向けて、当時専門学生だった僕は旅の準備を行っていた。
本来であれば、この1年前の2013年8月にこの旅を実行する予定であったが、専門学校の授業量は多く、他にも金欠等々残念な事情があり、その年に長旅に出ることは叶わなかった。

そして、何だかんだで2014年の夏休みがやって来た。単発バイトを繰り返したりして、8月のお盆前にようやく、少しばかりの旅行資金を調達した。
私はこの春に就職先も決まり、この年を逃すと、来年はもう学生では無い。残された時間と金も限られているが、ここから急ピッチで旅の計画とバイクの整備を行い、1年遅れでこの旅を実行に移すこととなったのが、これまでの経緯だ。

バイクは西日本編の旅と同じ125ccのスクーター(ヤマハ マジェスティ125Fi)。 西日本一周の旅以来、バイクは毎日の通学や週末の小旅行などで酷使していて、走行距離は1年半で20,000km以上増えていた。トータルでは50,000kmを超えたが、事前にメンテナンスして状態は快調。今回も過酷な旅の相棒として頑張って貰えそうだ。

全荷物を広げた状態 今回も大荷物だ

【装備品】

①衣類…今回は真夏の旅なので、メッシュジャケットをメインに着用し、着替えのシャツ数枚、アームカバーなどの暑さ対策用品、ズボンはジーパンと室内用に薄手の長ズボンを1着ずつといった感じ

②防寒着・雨具…前回の旅と同じユ○クロのダウンとパーカー(緑色)を北海道用に携行。雨具はバイク用レインウェア上下セットとシューズカバー、折りたたみ傘

③手袋・靴…バイク用メッシュグローブ、雨天用のネオプレン素材グローブ、靴類はちょっとだけ雨に強そうなスニーカーとキャンプ時に履くサンダル

④キャンプ道具…LOGOSのツーリングテントとマット、ヘッドライトを調達。他は前回の旅と同じ寝袋、ガス缶、簡易コンロ、防寒用アルミシート、 100均で買ったランタン、フライパン、ブルーシート、カップ、バールなどの小物、家にあったうちわ

⑤収納、バイク積載用品…ゴムロープ、ネット、エコバッグ、レインカバー、バイク用防水ザック

⑥電子機器類…デジカメ、簡易三脚、カメラホルダー、携帯電話等の充電用コード、今回はカーナビ代わりにスマホを使用(この年にようやく4G回線スマホに買い換えた)

⑦地図、工具類…タイヤのパンク修理キット、車載工具、バイク用汚れ取りウェットシート、地図は以前買ったツーリングマップル(2012年版)の北海道、東北、2013年版の関東甲信越を持参

⑧食料、保冷バッグ…自宅で余っていた飲み物やカップ麺を持っていき、少しでも食費を削る。

前回の旅の経験と反省を生かして、キャンプ用品を中心に装備品を新調した。シート類やライトなど、細かな物は殆どダ○ソーだが、前回よりかははるかに荷物のまとまりがすっきりした様に思える。
特にLOGOSのツーリングテントはホームセンターで40%引きになっていたので、思いがけず買ってしまったものだが、このテントのおかげで快適なキャンプ生活ができたので良い買い物であった。(前回使ってたネット通販ノーブランド1,980円の安物に比べると雲泥の差)

・2014年8月13日(水) – 1日目

 出発日の朝、外に出ると空は見事な曇天が広がっている。早朝から荷物をまとめてバイクへの積み込みを行ったが、出発する頃には既に11時になっていた。自宅で早めの昼食を取り、準備は万端だ。
ようやく長旅に出れる思うと、僕の心も高鳴る。意気揚々とバイクに跨り、ひたすら東に向かって走り出した。

季節は真夏であったが、この日は涼しかった。気温も25~28℃で、日差しも分厚い雲で遮られて快適な気候だ。
順調に奈良県、三重県を縦断し、15時前には鳥羽港に到着。ここで東海地方への上陸を果たすべく、鳥羽港と対岸の渥美半島突端にある伊良湖港を結ぶ伊勢湾フェリーの乗船手続きを行った。

 この日はお盆真っ盛りだったため、 伊勢湾フェリーは大混雑していて四輪車は満車で乗船できない状態だったが、 バイクは乗船することができて一安心だ。大量の乗客とともに太平洋の大海原に揺られること70分、無事に愛知県の伊良湖港に上陸を果たした。

この時の時刻は既に17時、日没が近づいていたが、僕は更に東へバイクを走らせ、渥美半島を抜け静岡県に入る。浜名湖が見えた頃にはもう真っ暗だったが、それでも旅の初日でまだまだ体力と気持ちに余裕があったことと、明日は雨の予報が出ていたので、夜になってもひたすら走って距離を稼いだ。

国道1号線はバイパス区間が多く、信号も少なかったので移動スピードは速かった。但し125ccの小型バイクなので、不意にやってくる自動車専用道路の標識には悩まされた。
自動車専用道路の区間は走れないので、バイパスを強制的に退出して、地図で道を確認して迂回。これを数回繰り返したが、道を間違えることも無く、長~い静岡県をほぼ横断して、21時半に富士市の宿(またまた格安のネットカフェではあるが…)に入った。

遅めの夕食を注文し、これからの旅の予定を考えたりしてたら午前2時になってしまい、遅い就寝で旅の初日を終えた。

【1日目移動距離・出費】
大阪(自宅)→鳥羽港→伊良湖港→富士:380km
出費:4,364円
(ガソリン:1,004、フェリー料金:3,090、食費270)

・2014年8月14日(木) -2日目

朝、目を覚まして外を覗くと、案の定本降りの雨だった。だらだらと出発の準備をして、東京を目指して 9時半にネットカフェを出発する。

雨がうっとうしくて、特にどこかに立ち寄ることも無く、影も形も見えなかった富士山の麓を通る国道469号から138号を走り、山中湖畔を抜けて国道413号(道志みち)で神奈川県に入り、関東上陸を果たす。
天候は相変わらずの雨だ。休憩したいが、屋根付きのバイク駐輪場がある施設は探してみると結構少ない。横浜市郊外を走っている時にバイク用品店を見つけて、特に買うものも無かったが、ようやく屋根付きバイク駐輪場に駐輪できたので、しばしそこで休憩した。

交通量の多い国道246号を走り、夕方にようやく東京都に入った。時間貸しの駐輪場にバイクを停めて、徒歩で東京の街を徘徊した。
というのも、私はこの年の春、東京の会社に就職が決まっていたため、来年行くことになろう場所を事前に見ておきたかったのだ。

数時間ほど歩いた。東京に来たのは小学校低学年以来であり、ほぼ初めてに近い感覚だ。人が少なく感じたのはお盆の時期だったからであろう。
道が曲がりくねっていてアップダウンがあり、大阪とは全然違った街の風景だった。これから自分が社会人になり働く姿はまだ想像できなかったが、近い将来のことを考えながら、今晩も宿泊費をケチるべく、ネットカフェに向かった。

この日は雨天走行の疲労もあってか、早い時間に眠りについた。明日からは進路を北に変え、未知の東北地方を目指すのであった…

【2日目移動距離・出費】
富士→山中湖→相模原→東京:200km
出費:3,091円
(ガソリン:721、宿泊費:2,000、食費300、雑費:70)

《東日本編:3~4日目に続く…》