北東北バイク旅-その1(男鹿半島/八郎潟→白神山地)[テネレ700(TENERE700)]

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大型オフロードバイク(ヤマハ テネレ700)に乗って、2026年の夏に3泊4日で北東北ツーリングに行った旅行記です。
旅のメインは絶景道を走ることと、少しばかりのオフロード走行としました。

※今回の走行ルート

【1日目/新日本海フェリー(新潟→秋田)】

初日は悪天候ということもあり、午後遅い時間からの出発となった。関東の自宅から高速道路を自走し、新潟県へ。新潟では夕方に数か所の道の駅に立ち寄り、新日本海フェリーの新潟フェリーターミナルへ向かう。

新潟港22時30分出航の敦賀(福井県)からやって来た新日本海フェリー「らいらっく」に乗船。このフェリーに乗り続けると北海道の苫小牧東港まで行けるのだが、今回は途中寄港地の秋田で下船する。
秋田港へは翌朝5時5分の到着予定のため、乗船時間は約7時間弱。宿泊のホテル替わりに利用してみたが、睡眠するには短い移動時間で若干ハードな工程だ。しかしながら、新潟から乗船した他のバイクも大半が秋田で降りた様子で、短いながらも意外と需要がある区間なのかもしれない。

新日本海フェリー 船内の様子

乗船時間が短いので、乗船後は直ぐに寝床に荷物を置いてから風呂に入り、23時頃には就寝した。風呂上がりにデッキに出ると、少しづつ遠ざかっていく新潟の夜景を見えた。
以前乗船したことのある新日本海フェリーの他の区間(新潟→小樽 直行便など)と比べると、この航路は途中寄港地があり時間を要する。そのためか、8月のハイシーズンではあったが比較的空いているようで、一番安価な「ツーリストA」の一室貸し切り状態であった。のんびり船旅も楽しむなら、これで北海道に行くのも良いと思った。


【2日目/秋田(男鹿半島・八郎潟)→青森(白神山地)】

フェリーは定刻通りの午前5時過ぎに秋田港に到着し、眠い目をこすりながらの下船となったが、秋田市から男鹿市へ向かう県道は片側2車線の快走路で、バイクで走っているうちに事前と目が覚める。

早朝の秋田は涼しく、日中は30℃を超える天気予報なので、朝のうちに男鹿半島・八郎潟の景勝地を巡ることにした。

男鹿半島の海岸線を時計回りに走り、「入道崎」に着いた。入道崎には灯台があり、4月~11月(冬季は閉鎖)は300円で登ることができるが、早朝のため受付時間外であった。北緯40度線上のモニュメント?などを見て、先へ進む。

入道崎から少し南下し、「八望台」と呼ばれる見晴らしの良い場所に上がった。

八方の雄大な眺望を楽しめることから、その名が付けられている。現在でもその眺望は変わらず、周辺の火山活動によって出来たいくつかの湖や、その先に広がる日本海が一望できる。

海の上に目を当てると、先ほど下船した新日本海フェリーが苫小牧へ向けて再び航行しているのを発見して、何だが嬉しい気分になった。

次は、「寒風山」へ向かうが、その途中に「板場の台」という男鹿半島の火山地形全体が観察できるポイントを見つけて立ち寄った。写真をよく見ると地形が波打っているのが分かり、溶岩じわと呼ばれているらしい。
路肩が広く砂利の上にバイクを停められるが、悪路なので注意が必要だ。

寒風山は芝生の山で周囲を一望できることから、男鹿半島随一の景勝地となっている。定期的な芝刈り、山焼きが行われているため、その姿が維持されていて、場所によっては写真のようにキレイな芝生の境目を見ることができる。
360度の風景を楽しむことができる回転展望台が有名だが、早朝だったためここも営業時間外。先を急ぐことにした。

男鹿半島を後にして、八郎潟という大きな湖を干拓して誕生した大潟村に入る。関東地方ではとっくに見ごろを過ぎた蓮の花が、秋田県だとまだ見ごろであった。
県道を外れて砂利道を数キロ走った先にあるものが…

北緯40度と東経140度が交わった場所、そこに「経緯度公会点」がある。日本の陸地上で、緯度と経度が10度単位で交わるのはここだけであることから、大きなモニュメントが建てられていた。
ちなみに、このモニュメントが作られた時は、2002年まで使われていた古い測量の基準を採用している。GPSが主流となった現在では測量の基準が変更されていて、このモニュメントから南東に約430m離れた位置が北緯40度と東経140度の公会点になっている。

県道に戻って再び北に走り、近くにある「道の駅 おおがた」と、その横にある「大潟村干拓博物館」に立ち寄った。
入館料が300円かかるが、経緯度公会点の到達照明が貰えるので博物館を見学した。(行っていないが、日本一低い山と称される「大潟富士」の登頂照明も貰うことができる) ここでは、男鹿半島の成り立ちと大潟村が誕生した歴史を知ることができるが、個人的には「秋 9 …」のナンバープレートを付けたFORDの古いトラクターの展示が面白かった。

博物館を出たことには午前10時を過ぎていて、外はすっかり夏らしい暑さになっていた。
少しでも暑さを避けたいので、更に北へ走って「白神山地」へ向かう。その途中にある道の駅に立ち寄り、軽食を食べた。人気の道の駅だったが、2階のベンチが空いていて、涼しい屋内で景色を見ながら休憩できたので良かった。

白神山地世界遺産センター 藤里館

白神山地は秋田県と青森県に跨っていて、原生的なブナ林が広がっていることから、1993年に世界自然遺産に登録されている。
白神山地のエリア内には、四輪車やバイクが通行可能な幾つかの県道や林道は存在するが、2026年現在、自然災害などでいずれも県を跨いだ通行はできない状況である。そのため、秋田県側の藤里町から青森県側の西目屋村に行くには、大館~弘前を経由する内陸ルートか、能代~鯵ヶ沢を経由する海沿いルートのどちらかを選択する必要がある。
今日の宿泊地は青森県側にある「アクアグリーンビレッジ ANMON」のキャンプ場にしている。景色の良い海沿いルートを走りたかったが、所要時間が長いため、今回は内陸ルートで青森県を目指した。

天気予報よりも気温は上がり、34℃と灼熱の弘前市内を抜けて、青森県側の道の駅 津軽白神に入った。ここではダムの水面上を走れる観光用の水陸両用バスを運行していて、ちょうど出発の時間で豪快なエンジン音を響かせながら発車していった。

宿泊地であるキャンプ場までは県道28号線を走る。途中までは片側1車線のセンターラインがあるキレイな道路だったが、キャンプ場まで残り数キロの場所で急に道幅が狭くなり、急カーブが続く険しい道となった。
そして、16時頃に予定通り「アクアグリーンビレッジ ANMON」のキャンプ場に到着してこの日の移動は終了。夕立ちの天気予報が出ていたため、急いで受付とテントの設営を済ます。すると、予報通り17時頃に大雨が降って来た。
1泊1,500円とキャンプ場としては高めでではあるが、屋内の休憩所が使えてバイク、自転車乗りには特にありがたい。

次は、<<北東北バイク旅-その2(白神山地→八幡平)[テネレ700(TENERE700)https://amukat.net/2026-tenere700-kitatohoku-1]>>へ続く…

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