【スーパーカブの旅 in 長野】2020年10月25日 – 1日目

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2020年の秋、愛車のスーパーカブ110に跨り、2泊3日の旅に出た。
日程 : 2020年10月25日(日) ~ 27日(火)
天気予報を見て、前日に行くことを決定した旅であるので、突貫で行先と工程を考えた結果、長野方面へ向かうことにした。
午前9時に自宅を出発、スーパーカブ110の距離計は「12,013km」であった。
天気は予報通りの快晴で、外気温15℃ほど、バイクで走ると日差しが心地よいが、日陰に入ると一気に寒さを感じる、そんな気候だ。

2時間半かけてゆっくりと秩父まで走り、吉〇屋の牛鍋定食大盛りを昼食とした。長野県を目指して西に走り、スーパーカブではすぐに失速してしまう急坂が続く、国道299号の志賀坂峠を越えて、群馬県に入った。

峠を越えると道は狭くなり、見通しの悪い急カーブが続くが、小型・軽量のスーパーカブなら下り坂は楽勝だ。途中、少し寄り道して「上野ダム」に立ち寄った。
ダムの周辺は人も車もほとんど無く、のんびり休憩するには最適な場所だったが、朝の出発が遅かったのもあり、時刻は既に14時を過ぎている。今日は軽井沢を通過して長野県上田市まで進む予定なので、先を急ぐことにする。

険しい山道が続く幾つかの県道を走り継ぎ、何とか16時前には群馬との県境を越え、この旅のメインである長野県に入った。日曜日の夕方で交通量の多い軽井沢周辺であったが、スマホナビの抜け道で市街地を快適に通り抜け、浅間山と蓼科山を望む絶景道「浅間サンライン」を走った。

既に日没の時刻が迫り、薄暗くなりつつあるが、最初の目的地である「車坂峠」へ向かうべく、「チェリーパークライン」というワインディングロードで約1,000mの標高差を一気に駆け上がった。

スーパーカブのエンジンを唸らせながら、標高1,973mの車坂峠に到着したのは日没時刻を少し過ぎた17時ちょうどであった。
この時の気温は2℃。建物の裏など日の当たらない場所には雪が積もっている。この2,000m近い標高になると、10月はもう冬のようで、バイクで走った後だからか、余計に凍てつく寒さが身に染みる。

この辺り一帯は「高峰高原」というちょっとした避暑地になっていて、またスキー場もあってちょっとしたリゾート地のような場所のようだ。
今回は秋の終わりで時間も夕暮れ時だったので、景色はきれいだが、それ以外は寒いだけだ。次に来る時は夏、涼しさを体感したいものだ。

少しばかり車坂峠周辺を散策しただけで、辺りは一気に真っ暗闇、気温も0℃まで下がってきたので撤退する。
この先の林道で「湯の丸高原」という別の場所へ抜けることもできるのだが、夜間通行止めとなっていて、17時以降は一般車両の通行は出来ない。もう少し早い時間に来るべきだったと後悔するが、時すでに遅し。おとなしく来た道を戻ることにする。

車坂峠からチェリーパークラインを少しだけ下った所で夜景のきれいな場所を発見したので、スーパーカブを停めて写真撮影。ズームレンズのカメラを持って来ていたが、三脚が無いのでバイクのシートの上にカメラを乗せて撮影したら、案外良い写真が取れたので満足だ。

夜は上田市内で宿泊し、1日目は終了。
明日は南へ向かい、昔から絶景道として有名な「ビーナスライン」を走行したい。

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